AirSync は、プロダクトと技術設計、運営代行各社との関係構築までを創業者の安江が一気通貫で担っています。「機能だけ作って終わり」にせず、現場で本当に使われるところまで責任を持って前に進めています。
AirSync は、民泊コミュニティに所属していた頃に、ある運営者から 「LINE でゲストの返信が見られるシステムを作ってほしい」 と言われたことが出発点でした。スプレッドシートと OTA の管理画面を行き来していた現場が、もう限界を迎えていた時期です。
最初は素直に「見られる」だけの仕組みを作ったのですが、現場で動かしているうちに、本当に必要なのは 「返信案を AI が作って、人が承認だけする」 形だと分かってきました。そこから派生して、AI に自動返信案を作らせる仕組みを実装。さらに、物件ごとの設備・チェックイン手順・周辺情報を AI に適切に学習させることで、属性に合った返信が出るようにしました。
同時に、個人オーナーが移動中でも承認できるよう モバイルアプリ を開発。「ホストが寝ていても、ホストの口調で、ホストが許した内容だけが送られる」状態に近づけています。一つの困りごとから始まって、運営代行会社まで届くプロダクトに育ちつつあります。
運営代行会社、個人ホスト、複数物件オーナー、いろいろな現場を回るなかで共通していたのは 「人が時間で殴られている」 状況でした。深夜 2 時の Wi-Fi トラブル、チェックイン直前のキャンセル、海外ゲストからの英語での質問、清掃直後の不備報告。これらは予測できず、片づけ続けるしかありません。
そして多くのオーナーは、「自動化したい」と言いつつ、本心では 「ゲストとの会話だけは自分で握っていたい」 と思っていました。任せきりにするのが怖い。クレームが起きたときに、自分が見ていなかった文面で送られていたら取り返しがつかない。AirSync の設計は、この本音から逆算しています。
AI は下書きまで。送信判断は人が握る。
AI が返信案を作り、LINE でホストが承認してから送る。「任せている」と「見ている」を同じ意味にする設計です。承認待ちの間に取り消すこともできます。
夜中だけは、人を起こさない。
緊急性のない問い合わせは、AI が落ち着いた口調で待ってもらう返信を自動送信。電話と本当の緊急だけがホストに届きます。
複数物件・複数オーナーを、1 つのアカウントで。
運営代行会社が複数のオーナー物件を抱えても、メッセージは 1 つのダッシュボードに集約。ロール分離と権限制御で、見せたい範囲だけを共有できます。
壊れたときに、誰でも追えるようにする。
どの問い合わせが今どの状態にあるかが、画面で全部追えること。これがプロダクトの最低条件です。
「市場のサイズと、現場で使われているツールの粗さが、釣り合っていなかった。だったらエンジニアリングと現場対応を、自分の手で一気に底上げできる。」
— 安江 謙世
現在は、物件所有オーナー向けに BEDS24 などの PMS と連携したモバイルアプリ を展開しています。AI による自動返信案の生成、LINE 承認フロー、清掃連携を 1 つの画面に集約。物件ごとの設備・チェックイン手順・周辺情報を学習する 物件学習 AI もすでに実装済みで、各物件の属性に合った返信が AI から自動で出てくる状態になっています。
この物件学習 AI を基盤に、次は B2B 向け ── つまり 運営代行各社向けの PMS 最適化ツール を airsync.jp 上で展開していきます。複数物件・複数オーナーをまとめて運用するチームに対して、ダッシュボードと自動化をセットで提供する構成です。
同時に、Airbnb をはじめとする主要予約サイトの PMS ライセンスを申請中。一次ソースの予約・メッセージデータを直接扱える PMS として動けるよう、各プラットフォームの認定取得を進めています。
安江 謙世
AirSync 株式会社 代表取締役
取材・パートナーシップ・運営代行向けのご相談は、お問い合わせフォームから直接お送りください。創業メンバーが目を通します。